石垣島・西表島・竹富島の思い出(4: 完)
石垣島・西表島・竹富島の思い出(3):MIRAB経済試論 - にゃまぐち研究室
八重山ネタで3つもエントリーをあげてしまった。われながらよくもまあこんなに書けたものである。
本当は前回のエントリーで終わりにしようと思っていたのだが、仕事柄、小売施設の写真を多めに撮影してきた。せっかくなのでその写真もアップして、簡単にコメントも付加しておきたい。また、ついでといっては何だが、+αのオマケ写真群もアップしておきたい。
いちおう流通研究者の端くれであるため、小売施設の見学も、旅行の楽しみの内の1つである。妻も「お土産になるフルーツがあるかどうかを見たい」というので、まずは石垣市中心部の直売所「ゆらてぃく市場」を訪問した。
八重山産の野菜。
モヤシのつめ放題は、愛媛ではちょっと見たことない。
八重山産の米。
八重山産の加工品。
その一方で「仕入れ」商品のウェイトも相当程度高かった。
ゆらてぃく市場は直売所だから地元産の野菜もかなりな程度並んでいたけれども、スーパーに行くとさらに地元産の野菜の割合は低くなる(後述)。
今度は石垣市中心部のミニスーパー。やっぱり野菜は県外産の方がむしろ多い。魚介類の方が地元産率高し。
惣菜文化・弁当文化健在。
今度は上記の店よりかは大きめの地元スーパー。
これはスターフルーツ? 台湾でご馳走してもらった記憶がある。そういえばこのあたりは緯度的には台北や桃園*1よりも南なんだな…
普段使いの野菜は、やっぱり基本的には県外産。
八重山そばはどの店に行っても売場で存在感を放っていた。
沖縄には、惣菜文化だけでなく、缶詰文化もある。
スパム缶の多さはやはり圧巻。
防虫グッズの品揃えも圧巻。
ところで、各種小売施設を見る限り、沖縄(八重山?)では「地産地消」とかそういうキーワードをあまり見かけない。
ただ、旅行者である僕たちのアンテナにはひっかからなかっただけで、「地元産」とか「オーガニック」とかにこだわる人たち用の店はどこかに存在したのかもしれない。今度訪問する時にはそういう店を探してみたい。
島ぞうり。石垣島・西表島ともに至るところで売られていた。値段から考えてmade in Japanではないと思うが、どこ産なんでしょうね? カラフルでかわいいので、僕も購入してみた。
謎のご当地ドリンクに出会うとテンションがあがる。
印象に残っていることの1つとして、売店でスクガラスを買ったら、地元の新聞でくるんでくれたこと。お店の人は「ご自宅用」のつもりなんだろうけれども、これはお土産物用のラッピングとしてもアリだと思う。
もう1つは、空港の売店でお惣菜を買って機内に持ち込むことができた点。今回も含めて4本におよぶエントリーの中で、沖縄(八重山?)には惣菜文化があるようだ、とは、何度か指摘してきたけれども、通常サイズの惣菜は、ビール1~2杯くらいのアテとしては内容量がちと多い。けれども、空港の売店で売られていたお惣菜は、アテにちょうどいい分量になっていたし、複数種類の練り物をアソートしてくれていた。これを最初に考えた人は偉いと思う。
最後に、漁具の再利用事例コレクション。
実は、昨年度卒業したゼミ生たちと島に関する研究を進めたことがあり、2~3年前から、愛媛県内の島を訪問する機会が増えている。それ以来、いつも面白く思っているのは、漁具の再利用方法である。今回の旅行でも、おもしろいものをたくさんみつけた。
*1:ここ数年ほぼ毎年訪れているのが桃園なのである。