ドローン初撮影

ドローンを購入してみることにした。購入したのは、DJIのMavic Air

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仕事柄、様々な地域(地区)を訪問させていただいている。中山間地域島嶼部を訪問することも少なくない。そうした場所を訪問するたびに、ドローンで空から眺めてみると、この場所はどんなふうに見えるのだろう、と思ってきた。
また、少し真面目な話をしておくと、ドローンがあれば、蟻の目線では思いもよらなかった切り口から、地域の魅力を掘り起こすことができるかもしれないとも思うし、フィールドワークでお世話になったところに、空撮動画のプレゼントという形でお返しができるかもしれない。地域に分け入るためのツールの1つとしても、ドローンには期待できる。
そんなわけで購入してみることにした。
いざ届いてみると、飛ばし方を詳しく書いてくれている取り扱い説明書がない。よくわからない部品やコードがたくさん同梱されている。取説を読んで、飛ばし方をしっかりマスターしてから外に出るのではなく、まずは飛ばしてみることが大事そうな気がした。
それで、人に迷惑をかけずに空撮できる場所はないかと考えた結果、思い当たったのが、昨年、学生を連れて何度も訪問させていただいた久万高原町の「由良野の森」。ついでにいえば、今時分ならちょうど桜が綺麗だろうとの目論見もあった。由良野の森で暮らしている鷲野夫妻にお願いしてみると、快くOKが出たので、昨日、お邪魔してきた。

実際に撮影した映像を編集したものを、Youtubeにアップしておいた。ご興味のある方はご高覧いただきたい。 歩き遍路さんを収めることができたのはよかった。撮影中に気づいていたわけではないので、うれしい誤算である。

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ドローンの操縦は思いのほか難しい。コントローラーには、棒が2つ付いていて、左側の棒で、上昇・下降・水平回転を操作する。右側の棒は任意の方向への水平移動を操作する。操作棒を思うままにガチャガチャ動かすと、撮影した動画がカクカクした動きになり、とても見にくい動画になってしまう(画面酔いしそうな動画)。だから操作棒はそーっと動かす必要がある。慣れるのに小一時間はかかった。

ドローンは思いのほか遠くまで飛ばすことができる。コントローラーにスマホをつなげることで、カメラで撮影している動画をリアルタイムでモニタリングすることができる。モニターの方に夢中になっていると、ドローン本体を見失いそうになることが一再ならずあった。横に付いていてくれた妻が、「今、ドローンはどこそこにいる」とか、「そっちに行くと高い木がある」とか、教えてくれて助かった。初心者のうちは、横にもう1人付いてもらいながら飛ばすのが安心である。
購入前のイメージを覆されたことがもう1つ。動画を撮り貯めていくと、PCの記憶容量を大いに費消することになる。だから、ドローンを弄り始めたら、外付けHDD貧乏になる可能性が高いのだろうなと思っていた。ところが、そもそも、バッテリーがそんなに長いこと持たない。連続して飛び続けることのできる時間は、1つのバッテリーでせいぜい10分という印象だった。だから、記憶容量云々それ以前に、限られた時間、限られた飛行回数で、いい映像を撮る能力が求められる。ドローンを飛ばし始める前に、上空から何をどんなアングルで撮るのかイメージできていることが望ましい。1人前のドローン使いになるためには、3Dの空間認知能力が必要である。