品川さんの畑へ

一昨日のこと、松山市五明地区で農家をされている品川憲治さんの畑にお邪魔してきた。昨年、新規就農した品川さんは、同地区の耕作放棄地を開墾し、ぶどう、ナス、オクラなどの栽培を始めた。ところが、新規就農して1シーズン目の今年7月、件の集中豪雨に起因する地すべりが、品川さんの畑を襲ったのである。品川さんの段畑は、まるっとなくなってしまった。

かねてより、「何かお手伝いできることがあれば…」と思っていたのだけれども、7月・8月・9月は、予想以上にドタバタしていて、僕もゼミ生も都合がつく日となると、結局、こんなタイミングでの訪問になった。それでも、快く受け入れてくださった品川さんご夫妻に、この場を借りて御礼申し上げます。

地すべり箇所の上部は、被災以来、手つかずになっており、草がぼうぼうだった。刈り払い機で、可能な限りの草を刈ったが、僕も学生も作業に慣れていないので、効率はそんなによくなかったかもしれない。

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その後、地すべり箇所を見学させていただいた。畑がまるごとなくなったとは聞いていたが、口頭で聞くのと現状を見るのとでは、実感する衝撃の度合いがまったく違う。買ったばかりのユンボも砂礫の中に埋まったらしい(不幸中の幸いにも、掘り出して使える状態にはなったらしい)。

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地すべり箇所の下部には農道がある。農道だけは使うことができるように、行政が応急処置を施してくれたそう。とはいえ、農地の方はあくまでも品川さんが自力で修復しなくてはならない。

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地すべりを逃れた奇跡のぶどう畑が妙に印象的だった。ここのぶどうはどんな味がするのだろう?

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本来であれば、感想の分量をもう少し多めにするのだけれども、今回は、なんとなく多くを語る気にはなれず、ひとまずここいらで筆を置くことにする。週1で通うことは難しいように思うが、もう少し緩やかな頻度で通うことができないか、ゼミ生たちとも相談してみたい。

 

追記

品川さんは、「ナチュラルファームen」という屋号で、お野菜の通販・配達事業を運営されておられます。ご興味のある方は、以下のページもご覧ください。

ナチュラルファームen – 無農薬で育てた野菜、そして果実。人と自然を繋ぐナチュラルファームen

https://www.facebook.com/naturalfarm.en.ehime/

ナチュラルファームen【愛媛県松山市】 (@naturalfarm.en) • Instagram photos and videos