柳井町から三津へ

昨日のこと。柳井町で開催された「脳内スパイス vol.1」と、三津で開催された「松山Q1021」をはしごした。

脳内スパイスの方は、エスニック野菜とスパイスカレーを用いた料理の出店者たちが集まるイベント。主催者は、8月に樋又通りにオープンしたスパイスカレーのお店「KizO」さん。このほか、出店者のブッキングのために、Roppongiのmiwaさんを始めとして、様々な人が尽力したものと推測。12:00過ぎに訪問したら、KizOさんのところのカレーは、ご飯が切れてしまったらしく、早速売り切れになっていたので、ESCOBARさんとLAILAC DAYS CAFEさんのコラボによるカレープレートをいただいた。もちろんこちらも申し分なく美味しかった。

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「カモン夜市」も含めて、ここのところ柳井町では様々なイベントが開催されるようになっている。柳井町の住民も商店主も、そして松山市民も、柳井町商店街が様々なイベントの会場となることを当然視し始めている。これは「開かれた空間」化の兆候でもある。多種多様な人間を受け入れる素地ができると、まちはもっともっと楽しくなっていき、自然と移住者や新規出店希望者が増えてくる。今までそういうまちの事例をいくつも見聞きしてきた。柳井町はこの調子で暫く行けばよいと思う。


その後、伊予鉄に揺られて三津へ。今回の「松山Q1021」に関しては、どういう経緯で、この時期にこの場所で開催されることになったのか、わからないけれども、音楽あり、ダンスあり、その他様々な表現者の集まる楽しいイベントであることには間違いないだろうと思い、見に行くことにした。会場の1つである木村邸に到着した頃には、時計の針は15時をまわっていて、見たかった企画の多くを見逃した。柳井町でゆっくりしすぎたことを少しだけ後悔。
とはいえ、昨年度、無事に改修工事を終えた木村邸も、即興演奏+ダンスの会場として有意義に利用可能なことがわかったし、小池鉄工所の中にも初めて入ることができて、有意義だった。とくに後者については、過去、イベント会場として活用されたことがあるとは伝え聞いていたが、再度のチャンスがなく、これまで中を拝見する機会に恵まれなかった。


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ここでライヴをしたEKD & STONE AXEのイケちゃんは、MCで次のように発言。「鉄工所の中でライヴをやれるなんて、こんなに贅沢なことはありません」。激しく同感である。


ちなみに、昨年度は、木村邸の活用方法に関して、保存に関わるボランティアスタッフの方々と一緒に考える機会を何回かセッティングさせていただいた。三津浜商店街(三津浜商店会)からの遠さ(徒歩10分くらいはかかる)は、木村邸の一層の活用を図っていくうえでの課題の1つである。しかし、今回のイベントでは、木村邸のすぐ近くに、小池鉄工所やRopaや鈴木邸があることを、改めて再認識させられた。それらのハコをうまくリンクさせながら同時多発的にイベントを仕掛けると、こんなにもたくさんの人が訪問してくれる。もはや商店街からの距離を課題視する必要はないのかもしれない。