石垣島・西表島・竹富島の思い出(2)
前回からのつづき。
西表島には2泊して、3日目の朝に石垣島に戻った。その途中、進行方向右手に、岩の小島と、その奥に、ボートが停まっていたり、パラソルが立っているように見える一画が目に入った。
どうやら浜島という島らしい。
cf. 幻の島(浜島)|海上に浮かぶビーチ! - たびらい沖縄 アクティビティ
いつか行ってみたいが、リア充が多そうな点は懸念である。
石垣島の中心商店街。
鮮魚店がおもしろかった。
刺身にしても揚げ物にしても、そのあとのランチに差しさわりがあるかもしれないと思い、チャレンジするのをためらった。
それにしても沖縄は惣菜文化である。個人店舗にもスーパーにも、惣菜・弁当が潤沢に揃えられている。調理済みのものが好まれる理由は何だろう?
商店街の中ほどにある公設市場。建物の中は、地元の人向けのお店が多かった印象(ただし観光客に買ってもらえるようなものも一部取り扱ったりしてはいる)。外側の商店街に面したブースは、価格設定的にも接客的にも観光客向けな印象。
また、商店街にはいかにもな観光客向けのお土産物屋もあった。これは地元資本の店だろうか? 外部資本の店だろうか?
ともあれ、商店街の中で石垣島の生活文化を感じさせてくれるような店が意外と少なかった点は残念。強いていうなら、鮮魚店と、公設市場の中くらいかな?
フサキビーチに向かう途中でフラっと立ち寄った「うさぎ堂」という古本屋兼カフェが素敵だった。柳井町の浮雲書店の武井さんを連れて行きたい。
https://ishigakijima-usagidou.business.site/
ドラゴンフルーツのミックスジュースを注文。なかなかどぎつい色でしたが、当然ながら着色料なんて入っていません(笑)
御神埼(おがんさき)の灯台。ここは石垣島でも1、2を争う夕陽鑑賞スポット。
夕陽は鳩間島の左手に沈んでいった。水平線のかなたに沈んでいく夕陽を、こんなにじっくりと眺めたのは、久しぶり? いや初めてだったかもしれない。
御神埼への行き帰りの道ではパイナップル(?)畑のスプリンクラーの水圧が強すぎる問題に直面。この水もダムの賜物なのだろう。
民宿に3泊してお金を節約したので、最後の1泊だけはリゾートホテルを使ってみることにした。
リゾートホテルの客室内はさすがにゆったり広々。空調も、浴室も、ベッドも、全て快適。とはいえ、民宿3泊分よりも高いお金を払っているので、「そうでなくちゃ困る」という気もする。
朝食の写真を撮り忘れた。もっとも、結論的には、リゾートホテルの朝食より民宿の朝食の方が性に合っていたかな…。やっぱり、旅先での食事は、地元の人とおしゃべりしながら食べるとおいしくなるのである。
さて、いよいよ5日目。八重山旅行も最終日である。最終日午前中は、「弾丸」になってしまうけれども、竹富島に渡り、レンタサイクルで小一時間ほど島内を散策した。
さすがは重伝建の島。家々のあり方を規定するコードがはたらいていることは一目瞭然だった。欲を言えば、島民の方とももう少しじっくりとおしゃべりしたかったな。島内中心部の街路は、観光客ばかりが闊歩しているので、島民の方と出会う場所があんまりないのである。強いて言うならば、閉鎖されている「なごみの塔」のはす向かいにある「あかやま展望台」のじいちゃんと、ちょっとだけ話したくらい。
cf. 竹富島へ閉鎖された「なごみの塔」を確認しに行ったら、代わりに「あかやま展望台」ができてた! - デジカメ買い物思考
4泊5日間を通して、authenticな八重山と、観光地化された八重山の両方を見た気がする。芸(学業)の肥やしとさせていただきたい。