大木春菜のしごと展

12月2日(日)、宇和島市(旧津島町)御槇の福田百貨店まで、「大木春菜のしごと展」を見に行ってきた。

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大木さんとは面識がある。けれども、よくよく考えると、これまでどのように仕事をしてきたか、詳しくお聞きしたことはなかった。かなりの時間が必要になるであろうことも想像に難くないし、網羅的にお話をお聞きすることが許されるほどに親しい間柄かというと、そういうわけでもないように思うこともあって、お聞きするのを遠慮してしまっていた。今回、福田百貨店内に所狭しと展示された、過去の仕事の数々を見て、いまさらながら「現物は雄弁に語る」と思った。とりわけフリーランスになって以降、対象との向き合い方が丁寧になっているように思うし、手描きの質感を大事にするスタイルも前面に出てきているように思った(的を得ていなかったらごめんなさい)。

やってきたことが「形として残る」ことの素晴らしさ、「形として残す」ことの大切さも感じた。形に残っているからこそ、「仕事展」を開催することができる。それにひきかえ、大学のゼミでやってきたことは、なかなか形に残らない(「三津の町ポスター展」や『やないすと』は、外部の人の力を借りて、なんとか形に残すことができた例外的事例)。ここが苦しいところでもある。

また、この日は、福田百貨店店主の黒田太士さん、東京から愛媛に移住してきたデザイナーの市毛友一郎さんと、大木さんの3人でトークセッションも開催された。これがまたおもしろかったのだが、「オンラインで語れないこと」がテーマのトークセッションなので、見聞した話をここに書いてしまうことは差し控えた方がよさそうである。

実は、市毛さんとも初対面ではなく、以前、JR四国との協働で、予土線沿線の観光資源を掘り起こすプロジェクトに参加した際に、ご挨拶したことがあった。お会いしてお話しするのは4年振りくらいだろうか。

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